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このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。                天野画廊 天野和夫

画廊主
   の
独り言
お叱りのお言葉,ご意見など
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タウン・ミーティングって、昔の公聴会のことだろうか?小泉内閣時代に、巨額の費用を使って
開催した事が、今問題になっている。そう思って、パソコンで検索すると、タウンミーティングと
公聴会は、まったく別々の被検索群がでてくる。とすれば、これは似て非なるものなのだろう。
しかし、待てよ。この程度の知識しかない者は、私だけだろうか?「あなたは、タウンミーティン
グと公聴会の違いを知っていますか?」というアンケートがどこかにあれば、結果を知りたい気
がする。
いろいろ検索して、わかったのは、どうも小泉内閣のときに始まったのがタウンミーティングで、
それ以前からあったのが公聴会。しかもタウンミーティングは国政レベルの問題について直接
国民の声を聞く(実際にはヤラセだったのは周知の通り)ために内閣府直轄で、公聴会は各省
庁、または地方公共団体などが適宜行うもの、という風に輪郭が見えてきた。
それとともに、小泉内閣は、なんと巨額のお金を使って、自らのPRをしたのかと言う事もわかっ
てしまった。請け負った電通はPRのプロなのだから、まさにはまり役だ。また、電通の後には、
朝日新聞の子会社「朝日広告」が、このタウンミーティングを請け負っており、これまた膨大な
費用をかけているようだ。朝日と言えば、日本を代表する新聞社だから、これは単なるPRでは
なくて、「世論操作」に近くなるのではないか。小泉内閣が、なぜ高い支持率を維持できたのか、
わかるような気がする。電通と朝日広告の分を合計して、政権中に一体いくら使ったのか、明ら
かにしてほしい。

タウンミーティングって
何だったの?

12月2日

今年は韓国の作家の展覧会が多かった。先週から始まった女性作家は、韓国でもかなりの
経歴の持ち主で、年齢も(作家自身は明らかにしないが)50半ば。5年前にソウルで知り合った
のだが、やたら忙しい人で、やっと大阪で個展の運びとなった。
一般的に言って、韓国の作家は、よく食べ、よく飲む。大勢でにぎやかにやるのが好きだ。私
も韓国では同様の接待をよく受ける。いただいたら返すのが礼儀だから、お付き合いをするこ
とになるが、さすがに一週間続くと、ばてて来る。この、ばててきたところで、先にむこうがギブ
アップすれば私の勝ちで、これで接待がワンラウンド終了となる。そこまでが忍の一字。
昨日で、帰国の途についたから、これにて嵐は過ぎ去った。韓国は日本の物価と比較すると
かなり安いので、こちらの一週間の出費は、実際かなりこたえる。
欧米の作家が来ても、ここまではやらない。人と人の付き合いの仕方が違うからだ。アジア圏
は、欧米に比べて、より近い距離でお付き合いをする。本音では、多分双方とも、ここまでしな
くても、と思っているのだろうが、さて。

一週間の嵐が過ぎて

12月18日

プロボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 亀田興毅VSファン・ランダエタをテレビ
観戦した。判定勝ちは、まあいいとしても、試合そのものが、ぜんぜん面白くなかった。前回の
問題試合の汚名を挽回するために、これが亀田かと思うほど、スタイルを変えていたし、試合
の運びに、ドラマがなかった。やはりこの人は、エンターテイメントとしてのプロボクシングをよ
くわかってないのではないか。私は亀田が、正直いつダウンするかだけが楽しみだった。この
期待を華麗に裏切るには、相手をダウンさせる以外にない。それがドラマと言うものだ。地味な
試合なんて誰も期待していない。本人の自己採点は30点だそうだが、甘すぎる。プロだってこ
とをわかっているのだろうか。あれがアマチュアの試合だったら、私は惜しみなく拍手を送って
いた。

亀田興毅VSファン・
ランダエタ

12月21日

今年も、大阪市役所前のイルミネーションが美しい。勤め帰りのOLや会社員が多いが、中には
家族連れもいる。淀屋橋駅がすぐ近くだから、食事後の散歩にはうってつけだ。すぐ横の土佐堀
川まで電飾が延びている。川岸にへばりつくようにいたブルーテントの人たちは、そのためにどこ
かへ追いやられた。あるいは逆に、このイルミネーションは、彼らを追いやるための口実なのか。
いずれにしても予算は大阪市からでている。市民サービスのつもりなのだろうが、大阪市は今、
巨額の赤字を抱えている。警備員の人件費まで含めて、おそらく数千万円の出費だろうが、とり
たててしなければならない事だとは思えない。

市役所前の電飾

12月22日

フセイン元大統領が処刑された。彼の独裁者ぶりには、確かに目にあまるものがあった。だが、
同じ程度の独裁者は、まだ世の中にいるし、果たして死刑が妥当なものかどうかさえ、わからな
い。はっきりしている事は、ブッシュに負けて今日の結末になった事だけだ。これでテロがおさま
るわけではない。イラクの宗教対立がおさまるわけでもない。彼の処刑が、どんな意味を持つの
か、ますますわからない。ブッシュの命令でイラクに派遣された兵士の死が、もう3000人を超え
たそうだ。後世の歴史では、今日の事件がどのようにあつかわれるのか、確かめたいものだ。

フセインの処刑

12月30日