2004年11月



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お叱りのお言葉,ご意見など
画廊主
   の
独り言

このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。                天野画廊 天野和夫

9月分
8月分
7月分
2004年6月分
10月分

「アートの現場を考える」というシンポジウムのパネラーの一人として壇上にあがった。もとは、
このシンポジウムの仕掛け人らしく、裏方でよかったのだが、企画者を代表する形で出るはめ
になった。始まってすぐに、これはまずいと思った。司会者とパネラー、聞く人相互の距離感が
すごくあって、生き生きしたトークができない。壇上に並ぶ配置をもっと考えるべきだった。後悔
しても、時すでに遅く、2時間があっという間に過ぎたが、反省することしきり。「画廊の視点」か
ら、「gallerism」に名称変更した意味を問う企画だっただけに、落第点はつらい。聞きに来てく
れた人たちにも申し訳ないと思った。
来年はリベンジで、円卓会議にしようと思う。本音トークは円卓に限る。

シンポジウムは落第点

2004年11月8日

「小さい秋見つけた」という童謡が、私の家の向かいの小学校から聞こえてくる。秋の兆しをあ
ちこちに見つける感性豊かな童謡だが、ふと英語にしてみたくなった。small autumnでは、もち
ろんダメ。英語圏の人には伝わらない。もともと秋そのものが、大きいとか小さいとかの対象で
はない。そこで言葉を補う必要がある。秋の情景、イベント、事物、どれも正解だが「小さい」とい
う形容詞との相性が悪い。そこで、秋の1コマ1コマという感じでmoment of autumnを使ってみ
る。これに「小さい」という形容詞をつければほぼ出来上がるが、smallではおもしろくないので
prettyにすると、愛でる対象としての意味が出てくる。と、まあこんな経過を経て、次のような文
章が完成する。 I find a pretty monent of autumn. 歌の文句はやさしいようで難しい。
英語の教材にぴったりなので、使ってみたら好評だった。

小さい秋見つけた

2004年11月20 日

関空からソウルへ向かう全日空の機内で、ドリンクサービスに珍しくJamesonのボトルを見つけ
た。ウイスキーの好きな人ならお分かりだが、Jamesonはアイリッシュウイスキーの定番、決し
て高い酒ではないが、バーボンやスコッチとは一味違う。素朴で強い腰のあることで定評がある。
いつもなら機内ではビールを注文するのだが、こんなものがあるのなら話は別。早速ロックで
注文した。至福のひとときをすごす。このところの不況で、ジャンボからDC8に格下げされた機内
は、設備が旧式でシートも狭い。実質的にサービスの低下だが、Jamesonに免じて許してあげよ
う。旅のさいさきは、いいスタートをきった。

Jamesonで至福

2004年11月30日

12月分
2005年