このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。 天野画廊 天野和夫
2006年2月
ほりえもんが、昨年自民党の幹事長の次男に3000万円の振込みの指示をしたとされるメール
なるものが物議をかもしている。このことを予算委員会で問いただした民主党と、受けて立つ
自民党は、さながらデスマッチの様相だ。事の真偽は別にして、庶民の直感で言えば「やっぱ
りそうか」が素直なところ。だが場合によっては政権をゆさぶりかねない問題だけに自民党は
早い段階で芽を摘もうと必死の様子だ。民主党は長引かせればそれだけ有利とばかりに、小
出しの構え。さて幕引きはとなると、おそらくは両者痛みわけ。ライブドアの秘密口座が検察に
よって洗い出されるが、当の3000万円の特定が出来ないまま捜査終了。代わりに別口の不明
金が発覚して、民主党の顔も立つことになる。そんなところだろうか。国民は消化不良を訴える
がやがてあきらめ、ついには忘却のかなたへ。結局は今までのパターンの繰り返し。
政治は、にらみ合いを続けながらもう一方で落としどころをさぐるパフォーマンスなんだって。
ほりえもんの怪メール
2月20日
メールは結局ニセモノだったらしい。なんともお粗末な結末だ。自民党に次ぐ第2政党の民主党
としては、情けない限り。それにしても誰が何のためにこのニセ情報を民主党に流したのかという
大きな疑問が残る。どうも自民党は最初から知っていたようで、そうすると、高みの見物と決め込
んでいたか、あるいは意外と発信元は自民党で、民主党つぶしを狙ったものかもしれない。いず
れにしても、もう幕引きになってしまうと、疑問は残されたままになる。
不可解な疑問はまだある。武部幹事長の抗議が以外におとなしい。普通は名誉回復を求めて、
もっと大声で抗議するものだ。やぶへびを恐れて、控えめにしているのかもしれない。とすれば、
やはり何かある。真相が明らかになるのはいつだろう。それとも闇からやみへ葬りさられてしまう
のだろうか。
ニセメールの結末
2月28日