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お叱りのお言葉,ご意見など
画廊主
   の
独り言

このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。                天野画廊 天野和夫

2006年
2008年

タレントの草なぎ剛が、公然わいせつの罪で現行犯逮捕された事件で、本日、検察庁が正式に
不起訴処分を決めた。まずは当然と言っていいだろう。
この事件、そもそも不可解な点が多い。一緒に飲んでいた友人というのが誰だか明らかにされて
いないし、草なぎのマンションがすぐ近くにあるにもかかわらず、その友人あるいは近隣の人々の
誰もが、裸でさわぐ彼を放置した。しかも、薬物使用の疑いからか、家宅捜査までしている。マン
ションの部屋からは、薬物が見つからなかった。捜査するに足りる十分な疑いが、そもそもあった
のか。まるで戦前の特高警察のイメージだ。非常に怖い思いが残るのは、私だけだろうか。
芸能人は、半ば公人だから、普通の市民以上に、身辺をきれいにしなければならないという意見
は、わからないでもない。芸能人だから大目にみる考えも、好きにはなれない。しかし、飲み仲間
の常識は、別れ際には、確実に家に帰る手段をとってあげること。近所の人は、家に連れ戻して
あげること。おまわりさんは、即逮捕する以前に、保護するか家族と連絡を試みること。そのどれも
なされずじまいだった。ただ不運だったのか、あるいは誰かの策にはまったのか、真実を知りたい。

不起訴は当然

5月1日

民主党の小沢党首が、昨日突然辞任を表明した。念願だった自民党からの政権奪取をひかえて
いまなぜという感があるが、おひざもとの民主党内部の「小沢おろし」のくすぶりは、かなりのもの
だったようだ。皮肉なことに、数ヶ月までまでは、麻生内閣の支持率が10%台で低迷し、民主党の
支持率のほうが上回っていた。ところが西松建設の献金問題で検察が動き始めて以来、立場は逆
転、民主党は守勢に立たされることになった。おそらく、今のままでは政権交代は望めないだろう。
小沢党首としては、連休中に、身を引くタイミングを考えていたという。だが、理由はそれだけだろう
か?自民党を離脱して以来、幾多の辛酸をなめてきた小沢が、簡単に党首を投げ出すだろうか。
「こわし屋小沢」の異名をもつほどだから、今回もそのパターンと言えなくもない。だが実は、気に
なることがある。西松建設の献金問題で、東京地検は、まだ終結宣言を出してはいないのだ。今
のまま、小沢が党首を続ければ、総選挙直前に小沢逮捕の劇的瞬間が訪れる可能性が残ってい
る。そうなれば、民主党は惨敗し、二度と立ち上がれないことは必至。もちろん、もしこの通りのこと
がおこれば、これは明らかに検察の政治介入として、許されるべきことではない。だが、その場合
検察が受ける非難と民主党が受けるダメージは、天秤にかけるまでもなく明白だ。検察は国家権
力そのもので、革命でも起こらない限り崩壊はしないが、民主党は政治団体だから、簡単に崩壊
する。実際にそうなるかどうかは別にして、自民党にとっては、終結宣言が出されないことが、値千
金のおおきな切り札になっていることは確かだ。これを自民党と検察の結託と見るかどうかは意見
の分かれるところ。闇の世界の話だ。

小沢党首辞任劇
のウラ


5月12日

先週北朝鮮が、地下核実験を強行、それに続いてミサイルも数発発射した。明らかに国連決議に
違反する愚行だが、これほど短期間の間に核開発が再開されたことで、6カ国協議のメンバー国
はもちろんのこと、世界中がすっかりだまされていたことになる。いまや、誰の言うことも聞かない
北朝鮮、ありとあらゆるごまかしをする北朝鮮ということがはっきりしたが、ここへきて、友好国の
中国まで、核に固執する北朝鮮を非難するコメントを出した。そのなかで、北朝鮮のことを「小国」
呼ばわりしたことに、私はきわめて不快感をかんじる。それは、別に北朝鮮の肩を持つわけではな
い。中国の「中華意識」、つまり世界の中心は中国だというアナクロニズムが復活したことに、大き
な不快感をかんじるのだ。友好国とはいえ、中国の一般市民が寄せる好感度が、日本よりはるか
に低いことに、かつて私は驚いたことがあるが、今度の出来事で、さらにそれに拍車がかかること
になるだろう。だが、「小国」よばわりはいただけない。大国の植民地政策が頂点に達し、世界戦争
が必至になった忌まわしい過去を連想させる。
それにしても、一方では「小国」と呼び、一方では肩を持つのはなぜか?理由ははっきりしている。
北朝鮮の地下資源(レアメタル類を含む)の大半をおさえているのが中国だ。いわば、既得権益の
保護のために、少々のことに目をつむっているのだ。だが、いまや北朝鮮の愚行にストップをかけ
られるのは、中国以外にないということが、誰も目にも明らかになっている。中国も、自国の権益
擁護のために、いつまでも知らん顔をするわけにはいかない。中国の対北朝鮮政策が、大きく舵を
きることになるのは必至だ。

北朝鮮を「小国」
呼ばわりした中国

5月30日

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