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4月分
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2月分
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2007年7月



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お叱りのお言葉,ご意見など
画廊主
   の
独り言

このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。                天野画廊 天野和夫

2006年1-12月分
6月分

6チャンネルで「サンデープロジェクト」を見た。日曜朝10時からの人気番組で、今回は参院選
を控えて、各政党の党首がずらり出演していた。田原総一郎の、くどくて誘導尋問的なつっこみ
が売り物の番組だが、それにうっかり口を滑らす瞬間を、視聴者はテレビを見ながら期待してい
る。不祥事の続く自民党がたたかれるのは、当然としても、言い訳に終始する安倍首相は、みっと
もない感じがした。まるで小役人の答弁みたいなもので、総理大臣という風格はない。やっぱり、
官房長官のほうが適職だったな、という印象だ。これにひきかえ、民主党の小沢一郎は、「風向き
は、わが党に有利」とばかりに、堂々としていた。果たしてその通りになるかどうかは、7月29日の
投票にかかっている。
支持率がた落ちの安倍首相だが、この人の表情が、いつも何かを押し殺していることに、私は嫌な
感じをもっている。よく、「大物は、清濁併せ呑む。」といわれるが、この人はそんな豪快さは、微塵
もない。言ってみれば、「清濁の細麺を、無理やりのどに通す」といったかんじ。要は、大物の器で
はないのだ。だが、この人の不幸は、この人のせいだけではないと思う。あの「自民党をぶっ潰す」
と言って登場した小泉純一郎の負の遺産を、全部背負っている。小泉フィーバーが残っていたうち
は良かったが、すっかりさめてしまうと、そりゃ風当たりが強くなる。国民としては、めっきが剥げた
ときに、小役人風の言い訳なんぞ聞きたくないのだ。いっそ小泉に輪をかけたような大法螺を吹け
ばいいのに・・・。所詮、器のなせる技かも知れぬ。果たして参院選の結果は・・・・。

サンデープロジェクトを
見た


7月8日

ロシア皇帝の至宝展を
見た


7月10日

中ノ島の国立国際美術館で、昨日、「ロシア皇帝の至宝展」を見た。クレムリンに収蔵されている
歴代のロシア皇帝の「お宝」230点を選んで展観する、日本初公開という触れ込みだったので、ど
んなものか興味津々だった。
展示品は、宝飾品・金銀製品がほとんど。当時のヨーロッパやビザンチン世界の粋を凝らしたもの
が、時の皇帝と関係付けられて、展示されていた。図録は、12世紀後半の都市・モスクワの成立
から始まり、きわめてオーソドックスに、ロシア文化史が綴られている。私には、展示されたもの
よりも、図録の解説のほうが面白かった。
ロシアと言う国家が、1991年のソビエト連邦・ゴルバチョフ政権の崩壊後に生まれたことを、改め
て思い起こされた。と言うのは、その1、2年前に、東京の世田谷美術館で、大規模なソ連の現代
美術を紹介する展覧会を見たからだ。目玉はもちろんレーピンの絵画だが、必ずしも社会主義リ
アリズムに属さない画家の作品もあったように思う。いわば、ソ連の美術の水準の高さと文化政策
の寛容さを宣伝する展覧会だった。内容についての印象は乏しいが、直後にゴルバチョフ政権が
崩壊しただけに、「ソ連」としての最後の展覧会として印象に残っている。このときは、確か朝日新
聞社が主催者に名を連ねていたと思う。だが、今回は、毎日新聞だ。
この20年間に、ロシア社会は劇的に変化した。ソ連の時代には、共産党が認めるはずもないだろ
うと思われる皇帝の「お宝」の海外渡航が、おかげさまで、今は実現した。だが一方、当時の官製
画家は、今どうしているのだろう?

初夏の花が咲き始めた

7月12日

梅雨明けを待たずに初夏の花が咲き始めている。花の名前を
ほとんど知らない私だが、綺麗なものはきれいだ。
左上はミニバラ。実寸は写真の3分の1。大きくすると意外にき
たない。その下はムクゲの花。韓国の国花でもある。ただし、
韓国の国花は白い花のバージョン。その下は知らない花だが、
これまた実寸はこの3分の1。右上も知らない花だが、以上全部
私の画廊近くで撮影した。

圧巻はカンナ。この花はよく知っている。私が子供の頃に親の家に咲いていたからだ。他の花が
きちんとした形をしているのに、この花はやたら勝手に咲き乱れている感じがする。カンナという名
は、世界共通らしい。そういえば、食用のオクラも世界共通で、オクラはもともと観賞用だったらし
い。北・南米産の花は、コロンブスを継起に世界に広まったようだ。ともかく、このカンナは、自由奔
放な感じが気に入っている。たまに、こうして、この欄のフォーマットを無視して、写真を並べると、
ほっとする。台風が近づいているようで、この週末は、大荒れになる模様。

花は、もう、夏の準備をして
いる。誰が教えるでもなく、

明日は参院選の投票日。年金問題で足をすくわれた安倍政権に厳しい審判が下りそうだ。予想され
る投票率が、ぐんと伸びる模様だ。その大部分は批判票であることは明らかだ。それに加えて、与党
の片棒を担いでいる公明党の得票率も大きな問題だ。ややもすると民主党の躍進だけが注目されて
いるが、公明党の支持基盤である創価学会の変化に注目したい。
20年来、選挙のたびに私に電話をしてきた創価学会の友人が、どういうわけか今度は電話をしてこな
い。どうやら婦人部を中心に、公明党に対する不満が、相当高まっているらしい。そりゃそうだろう。先
月の給与から、何倍もの住民税を取られる人が続出した。これについて、庶民の味方とされる公明党
の説明は、きわめて歯切れが悪い。与党ボケをしている公明党に、学会員が愛想をつかしたのもうな
づける。年金問題についても、信頼を寄せているとは言いがたい。おそらく大量の票が、野党に流れ
るだろう。私見では、最終的に非改選を加え、自民・公明の与党が45%、他の野党が55%くらいの
議席数になるだろう。参院選は、衆議院と違うので、直接政権基盤に影響しないと言われるが、はた
してそうだろうか。単純に政権交代は起こらないとは思うが。与党が分裂に向かう可能性は十分ある。
それは自民党政権の終焉を意味する。くしくも先の小泉首相が総裁選で述べた「自民党をぶっつぶ
す」公約が、い、よいよ実現しそうだ。

明日の投票日をひかえて

7月28日

8月分
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