このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。 天野画廊 天野和夫
2008年4月
日本の社会が変質しつつあるのを感じる。今日から、石油にかけられていた暫定税率が撤廃されて、
町のガソリンスタンドは、いっせいに値下げ競争を開始した。値上げラッシュが続く中で、消費者には
朗報だが、政府・自民党は、この税法の復活を、衆議院での再可決という伝家の宝刀をまた抜くこと
で、実現しようとしている。国民生活には、大きな問題だが、私にとって、もう一つ気がかりなことがあ
る。この問題に隠れて、75歳以上の高齢者が、年金から強制的に効率の保険料が取られることにな
ったことが、いつのまにか決まってしまったことだ。月額1万5千円以上の年金があれば、そこから6千
円の保険料を天引きすると言う。百姓をいじめる悪代官を地で行くようなものだ。もちろん経過処置が
あって、すぐさまそういう事態になるわけではないが、明らかにこの制度は、私のような団塊の世代を
ターゲットにしている。私が75歳になったときには、高額の保険料が払えないなら、野垂れ死にをせよ
と言うことだ。あまりにも露骨で、日本の将来がおそろしい。
考えてもみてほしい。私たち団塊の世代は、戦争で激減した人口を元に戻す国策の元に、歓迎され
て、この世に生をうけた。高度成長の時代には、税金をたくさん納めて、老齢者の医療費をまかなって
きた。それが、いざ私たちが受け取る世代になると、NOといわれるのは何故?これは明らかに国の
失政としかいいようがない。私たちの人生は何だったのか?誰か責任を持って答えてほしい。
団塊の世代の
言い分
4月1日
11日に橋下財政改革プロジェクトチームの改革試案が発表された。総額1100億円に上る削減策だ。
73ページにも上るファイルだが、いくつかに分かれていて、それぞれプロジェクトチーム内の担当者が
書き上げた部分的ファイルを集めたことがありありとわかる仕立てになっている。これが大阪を元気に
する政策なのかと思うと、エーっと驚くばかりだ。ビジョンが感じられない。
たとえば、健康が気になる人は、酒やタバコをひかえようとする。持ち家を求める人は、日々倹約する。
人は、何か目的があって、節約生活を送る。では、橋下知事は、何を目的として、財政削減をするのか。
説得力がまるでない。ただ、削減のための削減に見える。これで本当に、知事の公約である元気な大阪
が、生まれるのだろうか。まったく見えてこない。その点、直截的ではあるけれど、宮崎の東国原知事の
行動は、わかりやすい。自ら宮崎のセールスマンを買って出て、活性化をはかっている。
今、橋下知事に求められているのは、何をめざすのかというポリシーを表明することと、府民との対話を
はじめることだ。このまま財政削減だけに終始すれば、結果元気のない大阪が出来上がってしまうのは
目に見えている。それが橋下知事の描く大阪の姿なのか。
橋下改革の
疑問
4月15日